シャップル 86 メンテナンス講座 (ブレーキ交換編)
 

ブレーキパッド交換 
                               
ブレーキパッド交換なんて簡単!なんて思ってると、意外と失敗したりするもの。
重要保安部品なのでくれぐれも慎重に作業しよう。

フロント作業要領
ホイルナットを緩めてから ジャッキアップし、タイヤを外す。
フロントキャリパー下側の(12)ボルトを外し、上側のボルトを支点にガバッと
キャリパー自体を持ち上げる。
マイナスドライバー等でパッドを取り外し、新品のパッドを溝に合わせて入れる。
(パッドをローター側に 浮かせない様に ピッタリはめこむ)
(パッドの裏にシリコン系の泣き止めグリスを薄く塗るとブレーキが鳴かないかも)
本当はピストン戻しのツールがあるが ピストンはハンマーの え などで押し戻す。
(ブレーキマスターのリザーバータンクからフリュードが溢れないようにチェックして)
下の12のボルトを締めて終わり。

リア作業要領
フロント同様だが、ピストンを戻す方法が違う。
ピストン自体に切り溝がきってあるので、そこにロングノーズプライヤー等を使用して
右回しして戻す。(パッドの裏に出っ張りピンがあるので、それが溝にはまるように、
ピストンの位置を合わせる。
終了したら、ブレーキペダルをバンバン踏みつけながら、サイドブレーキレバーを
ガンガン何回かひいて、あたりを出すとよいでしょう。



ブレーキフリュード交換

4輪上げて、一人が運転席に座り、もう一人(自分)がホイール側で作業する。
まずブレーキマスターリザーバータンクの古いブレーキフリュードをスポイトで抜き去る。
新品のブレーキフリュードをリザーバータンクの上に逆さにして立てちゃう。(こぼれない)

フリュード交換作業
右前からキャリパーのブリーダープラグ(8)を少し緩めた状態で、ペダルを何回も奥まで
踏んでもらい、出て来るフリュードの色が変わるまで連ける。色が変わったら(8)を閉める。
それを 左前、右後、左後の順で作業する。
左後の(8)を閉めたら、連続してエアー抜き作業に入る。
左後から 今度は(8)を閉めた状態で 何度かべダルをだぶってもらい、踏みっぱなしの
時に(8)を開ける。また閉めてペダルをだぶってもらい、を何度か繰り返す。
エアーが出て来なくなったら次の右後に、更に左前、そして右前で終了。
(ブリーダープラグに透明なホースをかまして行うと楽だけど、ない場合はちょくだしでも
しょうがないか。フリュードはボディー面を痛めるので、もしついちゃったら、水で流そう、
白くにごるけど、心配しない)

メンテナンスへ

トップへ戻る